
生後5、6ヶ月頃になると、そろそろ離乳食をはじめようかなあという時期になりますね。
産まれてからミルクしか口にしてない赤ちゃんに、ミルク以外のものをあげるのははじめは本当にドキドキしました。
食べてくれるかな?吐き出さないかな?アレルギーはでないかな?
我が息子氏は生後6ヶ月から保育園がはじまるということもあり、生後5ヶ月から離乳食スタートしました。
が。
これがおもしろいくらい食べない食べない。
吐き出すどころか、口を開けることすらしない。
離乳食ストライキ期間、実に約6ヶ月。
結局もりもりと食べ始めのは生後11ヶ月になってからでした。
はじめのうちは「いつか食べてくれるだろう」「今日は食べたい気分じゃなかったんだな」と大きく構えてましたが、離乳食スタートから1ヶ月も過ぎれば、日に日に疑問にわいてくるわけですね。
これまったく食べる気配がないのに、毎日作り続ける意味あんのか…?
たとえスプーン数さじといえど、子育てしながら離乳食を作るのは一苦労です。
かと言って毎回ベビーフードに頼っていてはコスト的にも良くないし…。
「食べない場合は数日お休みしてみましょう」と育児本や育児サイトで謳ってますが、もう何回お休みしたことか笑。
もういっそまるっと1ヶ月くらいお休みしたい、でもそれでは赤ちゃんの栄養と食育的にどうなのか…毎日疑問と葛藤ですよね。
もりもり食べたその日までずっとその疑問は頭から離れませんでした。
けど結論からいうと、
離乳食は食べなくても毎日あげることをおすすめします。
体験談をまじえて4つのポイントをお伝えします。
食事の時間だと認識させる
色んな育児サイトや育児本でも謳っていますが、これは大切なことだと感じます。
まだ言葉をしゃべれない時期の赤ちゃんだからこそ、日々の反復と習慣で「ご飯を食べる事」が少しづつ伝わっていくと思います。
もちろん、食べない要因にまだまだママのおっぱいが好きで食事はいらない、離乳食の味が気に食わないなど、赤ちゃんの気分や好みもあるでしょう。
でもだからといって離乳食をあげないままでは何も進歩がないですよね。
1歳頃までは母乳・ミルクだけで育っても、赤ちゃんの機嫌が良く、うんちがしっかり出て元気であれば大きく心配することはありません。
とは言いつつ、私自身、息子氏が1歳手前まで離乳食ほぼ拒否だったので毎日心配がつきませんでしたが苦笑。。
でも結果として、成長曲線に乗ったままで健診でひっかかることも特にない健康児で育っています。
食事の準備はなんだかんだで手間かかりますし、食べない時はなかなかのストレスですが、
毎日決まった時間に食事を出す事で、
「ご飯を食べる時間なんだ」
ということを赤ちゃんに認識してもらいましょう。
食べなかったとしてもかまいません。
ちらかしたり、吐き出したりして終わってしまってもかまいません。
それでも赤ちゃんはゆっくりと理解していきます。
食べなかったら「まあいっか」くらいの気構えで、食事の時間は毎日守ってすすめましょう。
余談
赤ちゃんはゆっくりと理解していくエピソードなのですが、
子育てしていてそれを実感したのが「お片づけ」でした。
我が家ではいつも決まった時間(お風呂入る前)におもちゃを綺麗に片付けます。
「お片付けしようね〜!」
と声をかけてお片づけの歌を歌うも、息子氏は両手におもちゃで片付けるそぶりもなく遊び続け、私だけが必死に片付けている日々でした。
一緒に手伝ってもらうのが本来はいいのかもしれませんが、
せっかちな私は「まあいっか!自分でやるのがここは早い!」とせっせと一人で片付けていました。
それが1歳3ヶ月くらいだったでしょうか。
いつものようにお片づけを始めると、手伝いを促した訳ではないのに、
散らかりまくったおもちゃを一緒に箱に入れ始めてくれました!
その日からお片づけというと一緒にやってくれるように…!
感動!
毎日決まった時間に決まった動作をしていたことで、自然と学習してくれたのではないかなと思います。
食事も同じで繰り返し習慣づければ「食べる事」を赤ちゃんなりに理解してくれることでしょう。
たとえたった1口でもいいから進める
離乳食の進め方として、はじめはスプーン小さじ1さじから。
それができれば次は小さじ2さじ、次は3さじ…と徐々に増やして行くのが一般的ですよね。
離乳食用のスプーン小さじ1さじなんて、大人の小指の爪ほどの大きさ!
こんなん余裕だろーと思ってましたが、この1さじすら食事が進まない子は食べるのが難しいむずかしい!
ペロッとひとなめひと口で終わるのになぜ食べないのか…。
息子氏は全然食べなかったのでいつまでたっても、人参ペースト小さじ2以上から先に進めなかったんですね。
はじめての子どもで育児の仕方や臨機応変な対応もよくわからず、教科書通りに進めていたのもあり、他のお野菜やたんぱく質にすすむことを躊躇していました。
1さじは何とか食べたけど、それ以上は進まない…
その場合は、以下のポイントを抑えながら色んな食材を進めていきましょう。
1.赤ちゃんの月齢や体調をみる
その食材を試してもよい月齢や体調であれば、思い切って新しい食材にチャレンジしてみましょう。
※ただしアレルギー食材は要注意検討
2.食材の摂取推奨月齢を調べる
アレルギー指定食材に限らず、どの食材もだいたいこの月齢頃からあげるのがベターというのがあります。
諸説あると思いますが、ネットで簡単に調べることができるので、参考にして新しい食材にチャレンジしてみる。
息子氏は離乳食がまったく進まず、米・人参小さじ1さじしか進まないまま保育園生活がはじまりました。
通っている保育園では、園の給食で出る前に家で先に食材を試しておくというようなルールなどは特になく、保育園でどんどん離乳食が進んでいきました。
家であげたことのない新しい食材はもちろんのこと、未経験の食材2品組み合わせなどもありました。
そもそも月に新しい食材わりとどんどん出てくるぞ?!
これアレルギーでたらどうすんぞ?!
2品同時にあげたりなんかしたらどっちがアレルギー源の食材なんかわからんけどどうすんぞ?!
焦りましたねー。
かかりつけの先生に相談したところ、
ゆっくり進めて、新しい食材あげる月齢遅れるほうがアレルギー出やすくなったりする。
アレルギー指定食材は要注意だけど、それ以外の食材は2品同時でもはじめて摂取する量はしれてるから、仮にアレルギー出たら、その後にまたどっちの食材が原因だったのか1品づつ試して探ればよい。
とのことでした。
なるほど…!目から鱗…!
お子様の体調や先生の見解によってこれが万人に当てはまる説ではないので、
色んな情報を集めながら、相談できる人に相談しながら進めてみてくださいね。
日々のちょっとした変化を読み取る
今日も食べない、また今日も食べなかった、また今日も…と連日続くと、もうずっとこのままではないんだろうかとさえ思ってしまいますよね。
2、3日で大きな変化は現れないかもしれませんが、毎日根気強くあげていると赤ちゃんにも少しずつ変化が見えてきます。
離乳食拒否マンの息子氏の場合は、
「今日はなぜか人参はよく食べたぞ」
「食器を変えてみたら食べたぞ」
「昨日までまったく米が進まなかったけど、今日はやたら食べだしたぞ」
「ささみと米を混ぜてみたらわりと食べた」
これらの変化が毎日見られる訳ではありません。
長い期間の日々の中で、ちょっとした変化として見られることがあります。
そういったちょっとした変化から、赤ちゃんの好みや工夫できる点を読み取って日々の離乳食に落とし込むことができます。
根気&長期戦になりますが、
毎日あげていないとこういったちょっとした変化を読み取ることができません。
また毎日することで、色んな方法を少しずつ試してみて赤ちゃんにはまるポイントを探すのが大切です。
新しく試した方法がすぐにはまらないのが育児の大変なところ。
だからこそ長期戦が必要です。
適度に手抜きできるところは手抜きしつつ、気長に離乳食を毎日進めることがポイントです。
疲れた時は思い切って休む
とは言いつつも、毎日がんばって作ってそれでも食べない日がずっと続くとのたうちまわりたくなりますよね。
私は床に転がってのたうちまわりましたね笑。
こりゃもうあかーん!という気持ちがマックスになったら、思い切って離乳食お休みしましょう!
1日でもいいですし、3日でもいいです。
息子氏は離乳食拒否ひどかったので思い切って1週間休んだこともありました。
するとたまたま離乳食お休み期間明けに保育園でお腹の風邪をもらってしまい、そこからさらに食べず、結果的に離乳食1ヶ月弱ストップになりました…。
栄養面は大丈夫!この時期の赤ちゃんが離乳食から摂る栄養量はしれているので、おっぱいかミルクをしっかり飲んでいれば、休んでみましょう。
そうすることで、赤ちゃんもママもリフレッシュできて離乳食生活
に変化が出ることもあるでしょう。
まとめ

最後のトピックスはブログタイトルとは反することを書いてしまってますが、育児においてやっぱりママが笑顔でいることが赤ちゃんにとっては何よりだと思います。
赤ちゃんも立派な人間ですし、その日の気分やペース、好き嫌いがしっかりとあります。
ママと赤ちゃんの双方が無理なく離乳食を進めていくことが、ペースや量に関係なく何より大切なことでしょう。
日によって離乳食を日によって作ったり、作らなかったりは食生活リズムを作っていく上でもあまり好ましくはないと思います。
赤ちゃんとママのペースで、メリハリをつけて離乳食生活を送ってくださいね。
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