保育士試験造形の実技試験のために自分なりに限られた時間の中でできるだけ練習を重ねました。
わたしは絵がうまくないので、色塗りの練習より構図と線画の練習をがんばりました。
保育士試験実技の造形のお題は試験当日まで何が出るかわかりせん。
そして問題を確認したら45分以内に19センチ枠のなかなか大きい紙面をあますことなく描いて塗りつぶすという作業がいります。
そこでわたしは思いました。
色塗りも大事だけど、それ以上に構図と線画を短時間でばしっと決める練習が必要だな…!
わたしは絵はうまくないので練習するなら塗りより線画だと考えていました。
色塗りは時間内に余白をすべて塗りつぶす条件を満たして、あとはしっかり彩色できていればそこまで減点にはならないと思います。
それより問題は問題文の条件を満たす構図と線画づくり。
その練習を時間の許す限り取り組みました。
練習した絵
まったくもって画力はありません!しかも練習のラフ画です!が!造形試験を練習する方の少しでも参考になればさいわいです。
※最後まで描ききっていなかったり、途中で挫折しているのも有
↑これはネット上のイラスト構図をそのままアイデアもらってます
↑ネット上のイラストの構図アイデアもらってます
パースや人体の構図がはちゃめちゃですが、お題にそって構図のアイデア出しをラフ画でひたすらする練習をしていました。
(人体のポーズをちゃんと描く練習はたまに・・・)
構図決めに心がけたこと
前述のとおり、わたしは絵はうまくありません。
のぺっとした構図や線画を見るとダメだなーーと思いますし、SNSなどで他の方の作品を見るとうますぎてよく自分は合格できたな!と思います。
でもここで大事なのは100点の絵を描くことではなく、合格レベルの絵を描くこと。
そうです、合格できれば100点だろうが60点だろうが同じです。
そこでわたしは合格点がでる絵をめざしました。
心がけたことは次の3つです。
・人物は少し大きめに書く
・シーンによってある程度構図を決めておく
●無理な構図はかかない
まず、「無理な構図はかかない」ということですが、上手な人の絵を見ると一貫してるのが構図のうまさです。
正面からの見え方だけでなく、お題に沿って上からの見え方だったり、子どもたちの体のポーズが多種多様だったり…
でもこれ一朝一夕ではできません。
そっぽど絵の練習に時間をとらない限り、筆記試験終了後から実技当日までそれなりに描けるようになるのはなかなか難しいと思います。
わたしは当日1.2歳の子どもたちの育児と平日は仕事をしていて、なかなか思うように時間がとれませんでした。
なので、新たに画力をあげるのは最低限にして自分の手ぐせで描ける絵でいろんな保育シーンの構図がかけるように練習しました。
たとえば「公園遊び」のお題ときいて、頭ではすぐに「ブランコしてーすべり台してー」と想像できますが、それを実際に描くとなるとなかなか難しいです。
すべり台ってどうやって描くんだろ…
書き出してみると意外と頭のイメージが具体化できないものなので、ラフでもいいと思います。
どんどんいろんなシーンやいろんなものを自分なりに書いてみましょう。
はじめから完璧・きれいなものは目指さなくてよいよ
●人物は少し大きめに、ポーズにできるかぎりこだわって
自分の手ぐせだと思いますが、本番と同じ19センチ角の紙面に描いてみた時、意外と人物が小さくなりがちなことに気が付きました。
画面いっぱいに人物というのもやりすぎですが、造形は「保育のシーン」を描くわけですから、背景より人物メインで描くことを意識するのがよいと思います。
他の方が描いた絵を拝見した時に、紙面の真ん中に保育士と子どもたちが固まってちょこんと描かれている、背景の余白がやたら大きいのを目にします。
絵の全体の印象として少しさみしい感じですし、活き活きした感じが伝わりづらいです。
人物を描くときは、全員で紙面の半分~2/3弱を占めるくらいの割合で描いてみましょう。
またひとりひとりのポージングを変えること
ひとりは手を挙げてる、ひとりは手を握り締めてるなど、ささいなちがいでもいいと思います。
要は全員同じポーズはやめましょう。
隊列練習でもない限り、人はつねにばらばらな動きをしていますし、ポーズをひとりひとり変えることで絵に躍動感が出ます。
●シーンによってある程度構図を決めておく
これは絵を描き慣れてない方や初心者の方におすすめです。
試験本番で時間内に余白なく塗り切って描き切るには、作業のスピード感は本当に大切です。
絵を描き慣れている方はお題を見ていろんな構図が頭に浮かび、具現化するのも早いしうまいです。
ですが、お絵かき初心者はお題を見てエッジの効いた構図はすぐ思いつかないですし、なにより思いついたとしてもその画力がおいつかない。
限られた時間の試験本番でそんな試行錯誤している時間はない。
ですので、ある程度構図を決めておきましょう。
そうすれば本番ではじめてみるお題でも迷う時間は少ないですし、練習を重ねておけば筆も迷わずスムーズに描けます。
わたしは
・室内での机を使った保育
・ホール
の3パターンで背景と書き込むもの、人物の配置をある程度決めていました。
これでどんな課題が来ても、お題に沿って必要な小物を描きたしたり、ポージングを変えることで十分な絵になりました。
さいごに
造形の練習はもちろん描くこと、アウトプットがメインですが、たまにはインプットもしてみましょう。
snsなどで他の人の作品を見てみる、イラスト集を見てみるなど絵を描くヒントがもらえます。
わたしのラフ少しでも参考になればさいわいです。
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